先週のお稽古が今月初めての回だということに前日気づき、しかも次のお稽古は今年最後!
うわ!
お歳暮です!
慌ててメンバーにメール。
準備はできる状態だったのですが、何人分用意すれば?状態だったもので。
結果、無事に完了しました(笑)
いちおう決まりごとがあって、お中元(8月)とお歳暮(12月)はそのお稽古月の最初のお稽古日にお渡しすることになっています。
もうずいぶんと前のことになりますが、お稽古日と皆がそろう日がうまく合わなくて少し遅くなったことがありました。
その時先生から、「季節の挨拶はきちんとその時季にするように」と叱られてしまいました。
あれこれ事情はあってもそれは関係ないのだからと。
まだ若いときでしたし、ぶつくさ思うところもありましたが、良い経験になりました。
思えばこうした小さな出来事ひとつひとつが、大切な積み重なりになっていると感じます。
もしもお稽古をしていなかったら、箸にも棒にもだったに違いありません。
社会に出てから学ぶべきことは本当にたくさんあって、それは学校で学ぶこととは全く別の分野のことなのですよね。
そして、教えていただくことの出来る機会に恵まれるかそうでないかも人によってずいぶんと違うものだと思います。
幸い私は、お茶のお稽古をすることで昔なら当たり前であったこと(日本のしきたりや季節の設えなど)を教えていただき、体感することが出来ました。
それでもまだまだ知らないことは本当にたくさんあって。
どんどん季節感の薄れてゆく社会の流れの早さの中に在っても、折に触れ思い出し、忘れずにいられるようにこれからも積み重ねてゆきたいと思います。
★
このまえのお稽古で感じたこと。
「荘り(かざり)つけるのは自分で」
その前のときに、お仲間が茶入れを荘りつけてくださったんです。
その後、お茶碗を持って入り、お点前を始めたのですが・・・
どうにも微妙にやりづらかったんです。
彼女と私とでは位置の感覚が違うんですね。
基本の位置はもちろん同じなのですが、置いたときの感覚が自分の中にないままになってしまったせいか、点前座での自分の位置がなんとも頼りなく思えてしまって。
なので、この前は「お茶入れかざってきますね」とおっしゃってくださったのですが
お断りしました。
自分で置かないとわからないから、と。
もちろん彼女はすぐにわかってくださいました。
お互いに長いので(笑)
先生にご挨拶をして、準備をするところからすでにお点前は始まっていることを
しみじみ感じた出来事でした。
中には準備も片付けもなさらない方もいらっしゃいます。
それはそれで、その方のお稽古の仕方だと思いますが(うちのお社中は全て自分がするのが基本なのですが・・・ま、色々あります:笑)
それでは勿体無いと感じます。
自分でしてみて初めてわかることって、とても多いですから。
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