昨日は今年最後のお稽古だったのですが・・・
前回のお稽古の時には、「宗旦忌の趣向でするわよ~、お稽古はしないであたしがお茶を点ててあなたたちはお客様だけでいいわよ~♪」などとおっしゃっていたので、すっかり信じた私たちだったのですが。。
違いました(笑)
ま、お茶事の時にはこうやってね?なんて感じでそれぞれが(4名だけなので)お炭、お濃茶、お薄、半東の役割をしてお菓子とお茶をいただいたのですが。。
で~も~。
言ってたことと違うし?と思っていたら。
どなたかからの借り物のお軸があった(これが宗旦のものだったらしい)ので
それを見せてくれる趣向を考えていたそうなのですが、借り物だったのでお茶事(先週はそのために夜のお稽古はお休みでした)が済んだら、お軸は持ち主の所へと帰ってしまった(笑)
「見たでしょ?」
「・・・見ていません」
「なんで?」
「先週はお稽古がお休みで・・・」
「あ!? そうかそうだったわね。 ○○さんが今度それで釜かけてくれるから、その時にお披露目で見させてもらえばいいわね」
・・・以上おわり!
一同、なんとなくぼんやり(笑)
なんてことがありました。
お茶会の当日ですら、取り合わせが変わる!(お点前も変わる! ひょえ~)なんてことはしょっちゅうなのですが、久々にやられました(笑)
★
なので昨日は、一笑(いっしょう と読みます。ひとわらい、なんですけどね)の掛け物で(笹の下に可愛らしい仔犬がいます。大正の頃のものだそうで、先生も最近手に入れたそう)お正月にはよく出るもののひとつだということでした。
「あんたたち、他所の茶会に行ったら、ちゃんとそういうとこも見て言わなくちゃならないのよ」と葉っぱをかけられましたが・・・一同自信なし(俯)
さはり(今、漢字が思い出せません。。金属:銅と錫と銀を混ぜてあります)の花入に来年の干支の亥の香合(形は鑓の先・・うーん、ドラキュラの棺おけの形を思い浮かべていただくといい感じです・・この槍は猪にまたがっている摩利支天が持っている槍のことだそうです)
時季としてはちょっと早め(暮れも押し迫ったときがやっぱりいいそうで、その時に限ってその年の干支と次の年の干支が一緒に居られるわけですね)でしたけど、最後のお稽古でしたのでそういう取り合わせにしてくださったのでした。
お菓子は近江大福。
大ぶりでつぶつぶ感の残るお餅の食感が良くて、漉し餡もまた甘すぎずとても美味でしたv
あれこれと最近先生が手に入れたものが次々と並んでいたわけですが・・・
もうひとつあったのが、お茶碗として出てきた、蕎麦がきを練る器がなかなか曲者でした(笑)
高台が無いので、持ちにくいのもそうなのですが、見た目が真っ黒なので小さく見えて
自分の膝とお茶碗の間の距離感覚が全然掴めませんでした。
自分の精進不足と言われれば、ま、確かにそうなんですけどね(涙)
今回ほど大きさの感覚がつかめなかったのは初めてでした。
で、結果カッコ悪くずるずると下がる羽目に・・・
あああ~。
がんばらないとな~ です。
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