てくてくと両国まで行って来ました。
会期は明日までで、いただいたチケットがあったので(笑)
母を誘いましたが「腰が痛いから嫌」とすげなく振られました。。
もしかして混んでるのかな?
でも、そんなに人気でもないよね、きっと。
と思ったら・・・甘かったです。
とても混んでいました。
会場に入ると人の列。
澱んだ空気で気分が悪くなりそうだったので、いつもの如く列には加わらず適当に逆行しながら見て回りました。
目当ては肉筆のものだったので、目指すところはじっくり舐めるように。。
展覧会に行くと必ず考えることがあります。
「この中でひとつ持ってってもいいって言われたらどれにする?」
遠州展の時は松花堂の色紙にするか、利休の茶杓にするかで悩みました。
でも、今回は雲龍図に決まりです。
おバカでしょ(笑)
肉筆はどれも迫力があって、もっと近くで見たい!とガラスにへばりついて見てしまいました。
アブナそうな人だったと思います(笑)
北斎がすごいなと思うのは、墨の色だけで描いたものでも色彩が感じられるし、今にも動き出しそうに感じられるところです。
手前には橋があって、人々が往来していて、遠くに富士山が見える。
その富士山の周囲の空の色が感じられるのって凄いなと思います。
龍の鱗の一枚いちまいがぎらりと鈍く光る様子が見える。
生首の恨めしさがじっとりとこちらに向かって滲み出てくる。
そういう魔力みたいなものが感じられました。
面白かったです。
あえなくお留守番になってしまった母には、美人画のクリアファイルと波裏図のマグネットを。
父には瓦煎餅(五十三次柄なのかな)を。
他にもあれこれたくさんグッズがありました。
江戸東京博物館、けっこう商魂逞しいです。
でも、ついついあれこれ見てしまう自分が居ます(笑)
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