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かのんおりおり

どたどた・わさわさ・じたばた。。。の日常です。

   
カテゴリー「つぶやき」の記事一覧

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たぶん・・・Gardenia


夜道で よりつよく感じる香り

ほんのりと濃くあまい
梅雨の空気にくるまれて


見上げるとぼんやり白く浮かぶ花

あれは くちなし?


薄月夜 花くちなしの 匂いけり (正岡子規)

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半月かしら?


残業の途中、ふと廊下の窓から見上げた空にぼんやりと月

半月、なのかな?

すっぱりと切られてはいない 半月
小さな歯で齧っていったような 半月

右半分が残ったままの 半月

まだ日が長い今だから、ゆっくりと光を放ちはじめる月

突然の雨が止んで ひんやりとした空気になった夕暮れ

鈍色の雲が濃く薄く流れて

するりと月を撫でてゆく

たぶん、今夜は半月


露となる胸の軋みを受けかねて今宵は月の文様となる/かのん

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6/18 (Sun) 熟れてゆくもの


 入り口でもなく

     出口でも

  途中でもなく

 熟れることもなく


 新しいものを受けとめかねて

 扉の前に立つこともせず


   動かない水面のように

 ゆっくりと惑いはじめる



憂きことを薄い硝子に挟んでは「レンズをあてる」を繰り返します/かのん

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6/2 (Fri) 優先順位を


付ける。

をきちんとしないといけないと感じています。
自分が今いちばんしたいことが何で
そのためにしなくてはならないことが何なのか。

2ヶ月前までははっきりしていたのですが
今はなんとも曖昧でやる気の無い状態になってしまっています。

わかってはいるのですが
なかなかその気になれずにずるずると暮らしています。

そのことが今の自分にとって本当に大切なことなのか
本当に興味のあることなのか
続けられることなのか
疑問と不安が生じてしまい
時間の隙間で自問自答を繰り返しています。

先ほど少しだけ見えたような気もしますが。
今を切り捨てることへの躊躇いもあって
掴み損ねたままになるのかもしれません。

複数の単語の意味を引きながら「選択する」を押し損ねてる/かのん

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6/1 (Thu) それは、たぶん


ぼんやりと 五十音をならべながら

ならばないことに 戸惑いながら

戸惑いをほんの少し ありがたく感じながら

ぼんやりと ならべかえる


朝より余分に 昼に近づく

さわりとなでる風は

窓ではない場所から 届けられる


遠くから響くプロペラの音を 聞いている


わかみづのごとき更衣にふれたしとおもふおもはぬおもへども 空/かのん

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4/29 (Sat) ふと、


自分の歌を思い出しました。

初めての詠草題は「浴衣」だったと思うのですが、ちょっとあやふやです。
調べようとしないあたり・・・性格ですね(笑)
なかなか出来なくて悩んだ記憶があるのですが
この歌だけはすんなりと出来ました。

思い出すきっかけは、ほりえもん(今や過去な呼び方でしょうか)
だったのですけど・・・


いきいそぐ花のみらいに佇みし君の手になる浴衣をながむ/かのん

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4/23 (Sun) ゆらぐように


何処かに沈んだ日が連れてきた夕暮れは
ひっそりと街灯を灯させました


ゆっくりとぼんやりと深まる夜色は
川面に街灯からの光を揺らがせています

高速を往くヘッドライトは
ちらちらと瞬きながら海への道を選びます
吊橋の鉄塔は白く浮かんで
警告灯の赤ばかりが目立ちます

家々の窓に灯りが灯り始めました

日曜日の曖昧な夜への時間


>すこやかに朝を迎えるやりくりを月を片手にはじめましょうか/かのん

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4/19 (Wed) 降るの? 降らないの?


空気がびっしりと小さな水泡で覆われているような今朝。

でも
降らないのね?

今にも のような気配をさせながら
降らないのね?

歩くと
ほらね ほらね とまとわりついてくるのに
ちょりんと しっぽが見えるのに

でも
降らないのね。


とめどないワルツの如き回転が空の彼方ではじまりました/かのん

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4/12 (Wed) 今週はぐずぐずの空模様


雨がやっとあがりました。

いろいろと
あれこれと
とらわれたり
かるくなったり

繰り返しています。

落とされた文章のせいで、またひとつ忘れられないことが増えました。

昨夜の雨はサクラを散らしていき、道路が白く流れています。
厚ぼったい瞼のような空色は滲んだ大気を連れてじわじわと夜に向かいます。


ぽつねんと君のふらここ雨あがる/かのん

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4/9 (Sun) 隙間のみどり


運動公園の桜が少しだけ ビルの間に見える

満開のやさしい桃色でこんもりとしていたけれど

背景に鮮やかな若葉色を背負い始めている

見る間に若葉色は強くなり

やがてしっかりとした濃い緑色に変わってゆく


変わらないものなどないのかもしれないけれど

気持ちに棲みだしたものはきっとずっと其処に居るまま

何処へもいかない


意識しなくても

考えなくても

引き出しにはしまわれていて

何処へもいかずに其処に居る


来年も桜は咲き

その時間は届けられる


うすべにのまぶたにのせた花びらで来年届く手紙をつつむ/かのん

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プロフィール

HN:
かのん
性別:
女性
自己紹介:
朝日できらきらな川面を見ていると元気になります。
仕事は・・・!▲☆?◎×※◆なことばかりで
一晩眠ればなんとかなるさ、を合言葉にやり過ごしている今日この頃。。

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