友人が面白いと言っていたので気になっていたのですが
注文しようと思っているうちにずるずると。。。
たしかに!
面白いです。
ゲイのカップルの日常の悲喜こもごも(それほど大げさではありません)が淡々と描かれていくのですが、メインはお料理。
主に晩御飯のメニューがエピソードとともに描かれていて
しかもその手順がスバラシイんです。
あの通りに作れたら凄いだろうなぁ。。
私もお料理は好きですが、あの手際のよさは驚異的。
自分だったらもっと時間かかりそうだし、途中でロスしそうです。。
一品だけじゃなく、数品を手際よく仕上げていくシロちゃんは見事です。
惚れ惚れします(笑)
見た目もばっちりで長身で若さを保ったままの弁護士、43歳。
「超かっこいい」とシロちゃんにべたぼれな恋人は、おっとりしてちょっとぽやん、な美容師、41歳。
ゲイだからどうこうという描写はほとんど無いので、誰もが面白く読むことができると思います。
スーパーの特売を脳内で反芻しつつきりりとスーツ姿なシロちゃんはぜひとも目撃してみたい貴重な存在です(笑)
↓偶然、表紙の写真が目にとまって選んだ1冊。
心惹かれてよくよく見たらば・・・装丁をされた方は知り合いでした。
もう数年お会いしていませんが、お元気でご活躍されてるかたちを見ることができて嬉しく思いました。
彼女の選ぶ写真は以前から好きだったのですが、こういう何も知らず、先入観もないところで吸い寄せられるように選んだことになんともいえないつながりを感じます。
好みだと感じる物や事柄って歳を経てもそうそう変わるものではないのだと、実感しました。
この著者のかたは知りませんでした。
映画化された小説の名前は知っていましたが・・・実際に読むのはこれが初めてです。
青春文学とかかれてありますが、それほど重くなさそうです。
ぱらぱらと捲ってみたところ、あっという間に読み終わりそうなので
今度のお稽古日の移動の友にしようと思います。