この夏休み中はあれこれ本を読もうと思っていたのですが、なかなか進まなくて全部制覇は無理でした。
読み終えたのはこの1冊だけ。
『能と茶の湯』種田道一著
面白かったです。
お稽古事の糧になるのと、お能には興味があったので。
裏千家学園の公開講座を編集したものなので、お茶に興味が無い方が読んでも十分に楽しむことができると思います。
同じシリーズに『香と茶の湯』というものもあるので、次はそれを読みたいなと思っています。
あと少し残っているのが『楽典』
今頃?な感じですが、これは楽譜を読むためです(笑)
久々に読むと(遠い昔に一度・・・)ふむふむと思い出すことも多くて楽しいです。
あとは。。
『五重奏のヴィオラ』岡井隆著
岡井先生の歌は難しいのですが(読み手の知識が浅いので・・・)
この歌集はとても好きで、少しずつのんびり読んでいます。
「ごじゅうそうのヴィオラ」という言葉の響きが素敵です。
・・・う、歌とはあまり関係ないことなんですけどね(汗)
『萩原朔太郎詩集』那珂太郎編
これは実家にあった旺文社文庫のなかの一冊。
地震でほとんどのものが駄目になった(本棚のガラスに埋もれた)のですが、これとポーの短編集を以前に持ち出していて手元に残りました。
ほかに数冊、母が持ってきています。
この旺文社文庫は私が子供の頃に、50冊だか100冊だか抜粋してちょうど収まる本棚付きで特製版として出たもので、母が買い求めたものです。
何せ文庫本1冊のお値段が、160円とか200円とか書かれてます。
今や、古書店でも探すの難しいかもしれません(笑)
幸い、本好きの子供だったのでほとんどの文庫を読み終えてはいたのですが捨ててしまったのは勿体無かったなと思っています。
ガラスまみれじゃ危なくてどうにもならなかったんですけどね。
朔太郎は好きなので、この詩集も繰返し読んでいるのですが
ふと目についたのでまた開いています。
高村光太郎の『智恵子抄』も中学生の頃の誕生日プレゼントでもらったものを繰返し読んでいます。
子供の頃に好きだったものって大人になってもやっぱり好きなままだったりします。
特に本に関しては。